最近の女子ゴルフは、プロテスト合格した翌年から活躍する方が多いですよね。
プロテストの合格基準は厳しいという話を耳にしますが、プロテストの内容は、どういうものなのでしょうか?
今回は、ゴルフのプロテストの内容や合格ラインはどうなっているか、費用はどのくらい掛かるのか、などをまとめてみたいと思います。
目次
ゴルフのプロテストの内容とは
プロテストの受験者は、プレ予選(男性のみ)、第1次、第2次、最終の3または4段階からなる実技テストを行うとのこと。
実技テストは全国各地のゴルフコースで行われ、スコアの上位者が次の段階のテストに進んでいくそうです。
アマチュア時代に実績のない選手については、男性はプレ予選から、女性は第1次から受験となる。
それに対して、日本アマゴルフ選手権や日本学生ゴルフ選手権などの上位入賞者や関係団体の推薦者、ティーチングプロ、前年度の最終プロテスト進出者などは、各個人の実績に応じて予選を免除され、第1次や第2次、最終テストから受験できるそうなのです。
日本における【プロゴルファー】には以下の2つの種類があり、どちらも日本プロゴルフ協会(JPGA)が認定をおこなっています。
- トーナメントプレーヤー(TP)
- ティーチングプロ(TCP)
【トーナメントプレーヤー】とは
ゴルフのトーナメントプレーヤーとは、プロゴルファーの一種で、ゴルフ技術に特に優れ、トーナメントに出場するだけの技能と知識を有した者に付与される資格です。
トーナメントプレーヤーは、日本プロゴルフ協会(PGA)が認定する唯一のプロゴルファー資格で、ティーチングプロとは異なり、ゴルフ指導技能は必要ありません。
トーナメントプレーヤーになるためには、PGAの主催するプロテストに合格する必要があります。
トーナメントプレーヤーは、自分の技術や戦略を磨きながら、世界のトップ選手と競い合うことができる魅力的な資格です。
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【ティーチングプロ】とは
ゴルフのティーチングプロとは、ゴルフの指導技能に優れ、広範にわたるゴルフ知識及び日本プロゴルフ協会(PGA)指導要領を取得した者に付与される資格です。
ティーチングプロは、アマチュアやトーナメントプレーヤーなどにゴルフを教えることで収入を得るプロゴルファーの一種です。
ティーチングプロになるためには、PGAが主催する資格認定試験に合格する必要があります。
合格するとB級会員資格が与えられ、講習を重ねることでA級会員資格が与えられます。
資格の認定を行うのは
- 男子ゴルファーの場合は日本プロゴルフ協会(JPGA)
- 女子ゴルファーの場合は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)
で、行うようです。
ゴルフのプロテストの年齢・合格ライン・合格率について
ゴルフのプロテストの年齢・合格ライン・合格率について、まとめていきます。
ゴルフのプロテストの年齢制限について
プロゴルファーのプロテストを受ける年齢の制限は、男子16歳以上、女子17歳以上だそうです。
年齢の上限はないそうなので、いくつになってもプロテストを受験することは可能とのこと。
男性だと63歳、女性では43歳がこれまでの最年長合格者になるそうで、プロテスト受験者のなかには70代のゴルファーもいるそうです。
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ゴルフのプロテストの合格ラインについて
男子・女子で合格ラインが違うようなので、簡単にまとめてみます。
男子の合格ライン
男子の場合は、プロテストは4段階からなります。
第一段階は「プレ予選」、第二段階は「1次プロテスト」、第三段階は「2次プロテスト」、第四段階は「最終プロテスト」です。
最終プロテストで上位50位タイまでの者が合格となります。
女子の合格ライン
女子の場合は、プロテストは3段階からなります。
第一段階は「1次プロテスト」、第二段階は「2次プロテスト」、第三段階は「最終プロテスト」です。
最終プロテストで上位20位タイまでの者が合格となります。
プロテスト合格基準の目安
プロテストに合格する目安としては、日本アマゴルフ選手権や日本オープンゴルフ選手権に出場して、2年以上連続で上位入賞を果たすことと言われているようです。
アマチュアの出場できる大きな大会でも、自分の実力を十分に発揮できないと、プレッシャーのかかるプロテストで好成績をあげることは難しいからのようです。
ゴルフのプロテストの合格率について
合格率は3~5%と言われているようです。(女子ゴルフ)
合格人数がだいたい20人前後だとすると、約600人近くの方が受験してることになりますね。
女子ゴルフのプロテストの費用について
ゴルフはお金のかかるスポーツともいわれておりますが、プロテストを受ける費用って、総額でどのくらいになるのでしょうか。
トーナメントプレーヤー・ティーチングプロそれぞれ調べてみます。
トーナメントプレーヤー(TP)の費用
2021年時のプロテスト受験料になります。
別途、会員登録時に600,000円必要になるみたいです。
ステージ | 受験料 |
第1次予選 | 40,000円 |
第2次予選 | 60,000円 |
最終テスト | 100,000円 |
ここに、ゴルフ場に支払うプレー代、移動費、宿泊費も加わってきます。
1つの予選は3日くらい行うので、単純に予選1つに150,000円かかったとします。
第1次から最終に行ったとして150,000円×3回のステージ=450,000円が、プレー代などにかかります。
ざっくり計算ですが、合計で少なくとも1,000,000円以上は掛かるとみたほうが良さそうです。
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ティーチングプロ(TCP)の費用
資格取得費用になります。
別途、入会金に600,000円必要になるみたいです。
項目 | 費用 |
審査料 | 約20,000円 |
プレ実技審査料 | 約50,000円 |
実技審査料 | 約50,000円 |
最終審査とガイダンス受講料 | 約10,000円 |
講習会参加費用(初年度) | 380,000円 |
講習会参加費用(2年目) | 550,000円 |
講習会参加費用(3年目)・認定料 | 440,000円 |
初年度で約1,100,000円近くかかるのですね。
生徒さんが来ないと全くの無収入になってしまいますね・・・。
ゴルフのプロテスト費用などのまとめ
今回は、ゴルフのプロテストの内容や合格基準はどうなっているか、費用はどのくらい掛かるのか、などをまとめてみました。
- プロゴルファーのプロテストを受ける年齢の制限は、男子16歳以上、女子17歳以上。
- 合格率は3~5%。(女子ゴルフ)
- プロテストの費用は、だいたい100万円近くかかる。
合格率も低く、かかる費用も多く、先行投資になるわけですが、大きい金額ですよね。
ツアーに参加して賞金がもらえればすぐに回収できると思いますが、すぐに結果を出せるかどうか次第ですね。
ツアーに参加しても0円でツアー終了になる時もあるらしいですので、外から見ると華やかな舞台ですが、かなりシビアな世界です。
スポンサーが居ないとツアーに参加すら出来ない方もいるというのも納得です。
最後まで御覧いただき、ありがとうございます。
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